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    太宰治寓居跡から歩測

    2009/06/25 21:30
    太宰治が、『人間失格』の後半を書き上げた寓居が、我が家の近隣であることを知って以来、時々、その場所の前を歩くのだが、今日は、寓居跡から、我が家まで、歩測してみた。

    約200歩。
    だからどうということはないのだが……。

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    人間、失格。

    2009/06/23 13:14
     太宰治の『人間失格』だが、ラストに近い場面に、

    「人間、失格。
     もはや、自分は、完全に、人間で無くなりました。」
     
     という一節がある。
     自らの人生を省みた主人公が、静かに述懐する場面だ。

     高校生のころ、このくだりを読んで、
    「人間失格」という四文字の間に打たれた「、」の迫力に、打ちのめされた。

    「人間」と言ったあと、ほんのわずか一呼吸して、そして「失格。」と自ら決着をつける。
     たった一点、わずかな一呼吸の中に、さまざまな思いが詰まっている。

     大学生のころ、太宰治の自筆原稿のコピーを見たことがある。

     このくだりは、「人間失格。」とそのまま原稿用紙の升目に四文字連続して書かれた上で、あとから、読点が加筆の形で記されていた。

     太宰治、渾身の一点である。

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    同窓会

    2009/06/20 23:21
    教員をやっていて、良かったなと思うことの一つに、卒業生の同窓会があります。

    卒業生の同窓会に呼ばれて、立派に成長した教え子の話を聞くと、とても嬉しくなります。

    「先生にこんなことを話された」とか、僕の覚えていない思い出話を聞いたりすると、自分がいつのまにか隣人の人生に言葉を投げかけていたのだなと、あらためて感じいります。畏れ多いことですね。責任重大です。

    先日は、はじめて卒業させた生徒の学年同窓会。
    本日は、その次に卒業させた生徒のクラス同窓会がありました。
    同窓会に行くたびに、とても勇気づけられます。有難い限りです。

    今日は、別れ際に、ある生徒から、「先生がよく『小説の語り手と作者とはイコールではない』と言っていたが、先生の小説を読んで、その意味が分かった」と言われました。

    なるほど。
    そういうこともあるんですね。

    たくさんの嬉しい言葉を、若い諸君からもらいました。

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    太宰治と大宮

    2009/06/19 20:08
    僕が作家を志した大きなきっかけは、太宰治です。
    太宰治の『人間失格』を読んだのが一番大きい出来事でした。

    今年は太宰治生誕100年ということで、『人間失格』『斜陽』『ヴィヨンの妻』など、映画化が目白押しです。

    さて、この『人間失格』、太宰治がその後半を執筆したのは、さいたま県の大宮です。
    つまりは、僕の生まれ住んでいる街。
    それどころか、彼が寓居していた住所は、僕と同じ町内なのです。

    高校生のときに、そのことを知って以来、その住所表示と名前から、ピンポイントのところを探していました。
    「ここかなあ」と思うあたりはあったのですが、はっきりとしたところは分かりませんでした。

    ところが、6/18の朝日新聞の埼玉版で、 「太宰が住んだ大宮」を追っている方がいらっしゃることを知って、その方のホームページにアクセスすると……。

    「ここから二件奥、現在はブティックになっている」ということで、太宰が寓居していた処のすぐそばの写真まで載っているではありませんか。

    な、なんと、僕の家から歩いて一分くらいのところです。
    その他にも、彼が当時通っていたお風呂屋さんは、僕も小さい頃、通ったことのあるところですし、太宰が入ったであろう酒屋さんはよく知っているお店です。太宰が当時お世話になっていた病院にも、もちろん通ったことがあります。

    太宰治の『人間失格』を知って文学に傾倒した身としては、胸が高鳴ります。
    散歩は大好きで、よく自宅周辺を歩きまわるのですが、これからは、新しい楽しみが増えました。

    僕の祖父は、駅前で洋品店を開いていたので、もしかしたら、太宰治も入ったかもしれません……。

    「太宰が住んだ大宮」


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    雑誌から切り離してページを読む

    2009/06/11 21:05
    『もう、さよならは言わない』の新潮ケータイ文庫掲載をきっかけに知り合ったMさんとは、もう一年以上もメールのやりとりが続いてます。
    Mさん、最近、お身体の具合がよくないようで、書籍を手に持って読むのも無理であるとのことでした。
    心が痛みます。

    「小説新潮6月号」に掲載された短編「プレイポール」は、雑誌から切り離して読んでくださったとのことでした。ご子息がMさんのためにカットしたのでしょうか……。

    そんな風にまでして、僕の作品を読んでくれるなんて、言葉になりません。

    思いにこたえられるような作品を、これからも一つ一つ紡いでいこうと思います。

    榊邦彦

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    心拍を刻むチャリスの「Note To God」

    2009/06/06 12:45
    チャリスがオプラショーで披露した「Note To God」のイントロでは、心拍のようなシンプルな低温が三小節ほど刻まれている。

    チャリスも祈るような姿勢でマイクを胸の前で握って、じっとしているから、まるで自らの心音をマイクが拾っているような印象だ。

    このリズムを数えてみたら、一分間にほぼ60回だった。

    一分間に60というのは、僕たちが最も慣れ親しんだリズムだ。
    また心拍数としては、正常値のうち最もゆったりとしたリズム。
    人間が普通に歩くスピードでもある。

    「Note To God」が、魂に触れるような歌であるのには、こんなアレンジもまた、力になっているのだろう。

    →「Note To God
    →「Fingerprint

    チャリス・ペンペンコについてのブログバックナンバー 
    ・2009/05/19 チャリス「Note To God」 で、全米デビュー!奇跡のパフォーマンス!!
    ・2009/02/27 Charice Pempengco(チャリス・ペンペンコ)のオリジナル曲「Fingerprint」
    ・2009/01/28 Charice Pempengco(チャリス・ペンペンコ) 全米アルバム デビュー ?
    ・2009/01/20 Charice Pempengco が、「God Bless America」を歌う。
    ・2008/11/11 奇跡の歌声…Charice Pempengco(チャリス・ペンペンコ) について‐2‐
    ・2008/10/31 奇跡の歌声…Charice Pempengco(チャリス・ペンペンコ)


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    実験と観察と考察

    2009/06/01 00:35
     妻さんは、笑うとほとんど目が一本の筋のようになります。

    「それで見えてんの?」

     と、おもわず尋ねたら、

    「失礼なこと言うな!」

     と怒りつつも、

    「中学生のときにもよく言われた」

     と語り始めました。

     妻さん、実は、中学生のころ、自分でも不思議に思って、鏡で確認してみたそうです。
     その結果はというと、

    ・細さ自体は、『笑ったとき』と『眼を細めたとき』は、ほとんど変わらない。
    ・しかし、明るさは『笑ったとき』はほとんど暗くならないの対して、『眼を細めたとき』は暗くなる。

     その原因を考えたところ、

    ・眼を細めたときは、うわ瞼が降りて、まつげで暗くなる。
    ・笑ったときは、頬が持ち上がって眼を細く見せる。まつげは降りてないので、暗くならない。

     ということを発見したそうです。

     言われてみれば、当り前のことですが、何事も疑問に思って、実験・観察・考察するのは素晴らしいことです。

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     『もう、さよならは言わない』
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